たまに海外に釣りに行くんですが、ロッド(釣り竿)は塩ビパイプ(水道管)で作った自作ロッドケースに入れて飛行機に乗せます。
塩ビパイプロッドケースのメリットは、
・とにかく安い(蓋付きで5,000円以内で作れます)
・とにかく頑丈
この2点です。
頑丈な分、重かったりしますが、国際線の場合はかなりラフに荷物を扱われるので頑丈なのが一番です!
※国内線だとロッドなどを入れる専用のケースに入れてくれる航空会社も多いので、ケースに入れなくても破損することは少ないです。

塩ビパイプでのロッドケースの作り方
使用する塩ビパイプですが、私はホームセンターで手軽に手に入るVU管を使っています。
パイプの太さは持っていくロッドの本数や太さによって使い分けますが、今回使ったのは外形114cm(呼び径100)の【VU100】。

VU100の場合、ベイトロッドだと4〜5本は入れられると思います。ガイドの大きなスピニングロッドの場合はガイドをうまくズラしていれるといいです。
私はノベ竿7本+パックロッド(ベイト)1本の計8本を入れました!
塩ビロッドケースの材料
材料はもちろん塩ビパイプ(水道管)。長さは2mを買ってロッドの長さに合わせてカットします。

蓋や開閉式の蓋も水道工事用のものを流用します。

右から蓋、開閉式の蓋(ネジ型掃除口)、そして開閉式の蓋を付けるためのソケット(継ぎ手)。これらもホームセンターやネットショップで購入可能です。
ちなみに開閉式の蓋を付けると見た目と使い勝手はよくなるけど、ソケットとセットだと2,000円ほどと高くなります。そして重くなります。
見た目を気にしないなら、ガムテープを重ねて貼って蓋を作ると安く軽くできます。
今回のVU100を使った場合、開閉式の蓋を付けると材料費4,500円程度。この蓋を使わない場合は2,400円程度です。
蓋などを付けるのに塩ビ用接着剤もありますが、きっちり入れると密着度高くて簡単にはとれないので最近は使わなくなりました。
数百円なので、ゆるい場合は使ってください。
あとはロッドに傷が付かないようにロッドケースの底と上部に入れるクッション。今回はダイソーのスポンジを流用。

ダイソーなら2個で100円! (撮影し忘れて先にカットしてますが…)
塩ビ管ロッドケースの作り方
まずは入れるロッドに合わせてパイプの長さを決めます。上下にスポンジのクッションを入れるので2〜5cmほど長めにします。
開閉式の蓋を付ける場合は、ソケット部分が数cm(VU100用で約5cm)長くなるので、それも計算して長さを決めます。


ノコギリでカットする時にズレるので、切る部分にガムテープを巻いてそれに沿って切るといいです。それでも切り始めと終わりがちょっとズレることありますが(^_^;)
長さに合わせてカットしたらパイプの処理は終了。
※カットしていると大量の削りカスが出るので気をつけてください。しかも、静電気なのかくっついてきてやっかいです(^_^;)
開閉式の蓋とソケットを組み合わせて押し込みます。最後はかなり狭くなってるので、ピッタリはめたいならゴムハンマーなどで軽く叩くといいですよ。


ソケットの反対側に塩ビパイプを入れます。最初に塩ビパイプとソケットをつけて、開閉式の蓋をつけてもOK。
接着剤を使わなくてもかなり硬めに固定されました。
傷防止用クッション
前述したようにダイソーの掃除用スポンジを使用。2個入りなので、100円で上下にセットできるのでおすすめです。

塩ビパイプに合わせて直径約10cmの円形にカット。だいたいの形でOKです。
開閉式の蓋部分に入れてみるとぴったり! 厚く思えるけど、けっこう柔らかいのでそのまま使用。

下部は塩ビパイプにスポンジを押し込んでおいて蓋をセットします。こちらも強めに押し込むと、なかなか蓋は外れません。
私はロッドが中で動かないよう、タオルやクッションをロッドに巻いて入れるので蓋が外れたことはないですが、気になる人は接着剤を使ってください。
これで完成!

これだけだと持ちにくいので、必要に応じて取っ手をつけます。私はマジックテープを上下に2本巻いて、その間にもう1本を通して簡易取っ手を作ってます。
持って長距離移動することがあるなら肩掛けベルトを付けると良いです。
あまり飛び出した形状のものは邪魔になるし、海外飛行場で破損の原因にもなりそうなので。
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